こんにちは。ローズ美容専門家、今井通子です。
美容業界に25年身をおき、500人以上を指導してきました。
どうすれば、お客様をファンにし、セールス=販売をスムーズにしていくことができるのか?この相談は特に多いのです。
昨年、サロンを1店舗増やしセールスに対して様々な想いを抱えているスタッフを教育していく中で、これはいつの時代も変わらない悩みだと感じさせられます。
エステサロンを経営していく際、切り離せない特に大切なセールスについて感じた部分がありますので、シェアしたいと思います。
あなたもセールスって売り込みとか、売らなきゃいけないってついつい思っちゃうワードではないでしょうか?
セールスマンって聞くと、つい売られちゃうとか・・・。
話を聞きたくないな・・・なんて思ったり。
そんなイメージが少なからずあると思います。
あなたもきっとセールスが嫌でたまらないからこの記事を読んでいるのかもしれません。
私も美容の仕事を始める前はセールスが苦手だと思っていました。
セールスが「苦手」から「好き」に変わった理由
なんとなく「セールスって苦手だなって」思っていた時、ある方に「美味しいケーキ屋さんがあったら友達に教える?」と質問された事があります。
返事はもちろん「YES!」
※気に入った物はタワシだって教えます 笑
今井さん、「それってセールスと同じ事なんだよ!」そう言われたのです。
そっか〜!!自分が好きなものを伝える。
それこそが「セールス」なんだ!と腑に落ちたのです。
「だったらとことんセールスを好きになろう!」と心に決めました。
それから深くセールスとは何かを知る努力をしていったのです。
それ以来、大好きな物をお伝えするセールスは私にとって苦痛なものではなく、すごく楽しい事になりました。
そして今では「セールスは得意中の得意です♪」と大きな声で言えるのです。
売り込みが苦手と思っているあなたも、まずは扱うものを大好きになる為にもっともっと商品を知る努力をして見てはいかがでしょうか?
そしてその気持ちをストレートに周りの大切な人に伝えてみてください。
その方がその商品を使ってあなたと同じ気持ちになった時にあなたはこの上ない幸せな気持ちになると思います。
それが「自信」となり、あなたの「販売力」になるのです。
あなたが本当に売りたいものは、商品ですか?
それともお客様がどう変わるか、お客様が笑顔になる未来ですか?
あなたのサロンのファンを増やすのはあなた自身
ところで、あなたは失敗って怖いと思いますか?
確かに「失敗」という2文字だけを考えれば怖いかもしれません。
ですが、「失敗を恐れる事が一番怖い事なのだ」と、起業から25年以上経ち様々な経験をして来た今だからはっきり言えます。
人は失敗を恐れると挑戦をしなくなり、自分自身を誤魔化すようになります。
私は失敗を恐れずに全力でお客様に自分の思いを伝える事で自分自身の壁を乗り越える事ができました。
私がどんな想いでサロンをやっているのか、お客様にどうなって頂きたいのか、お客様に本当に必要な物は何か・・・
本音でお伝えした時に初めてお客様の心に届くのを感じました。
お客様の顔色ばかりを気にして表面的な接客になってしまえばエステティシャンとしての魅力も半減してしまいます。
魅力がなければ、説得力もなく、当然お客様をキレイにして差し上げる事はできません。自分自身の魅力を高めてサロンのファンを増やす事が結局多くの人をキレイに導く事に繋がるのです。
私は以前、すごく苦しい時期に師匠からある事を学ぶことになります。
失敗から学ぶ事が成功の鍵
私が師匠と仰ぎ尊敬するそれは、スターウォーズのマスターヨーダ。
※師匠は私のサロンにも飾ってあります 笑
マスターであるヨーズも「失敗は成功の師匠」と言っています。
思うように行かないことはいくらでもあります。
でもそれを失敗と言って辞めてしまう事が本当の失敗。
それは失敗ではなく、ただ「思うように行かなかっただけ」なのです。
では思うように行かせるにはどうしたら良いか?
失敗と捉えるのではなく、思うように行かせるにはどうしたらいいか?
こう考えることから、成功に結びつくためにどうすれば良いか学ぶ事が出来るのです。
何通りものやり方をし、苦労のすえようやく思うようにいった時が「成功」なのです。
成功は、改善、工夫の繰り返しで得るもので、努力も無く、たまたま上手くいった事の方が怖いです。
イベントを開いたら上手くいった!
キャンペーンをしたらなぜか売れた!
いつもより今月は売り上げが良かった!
何か理由は分からないけど、たまたま上手くいった!
実はこれこそが落とし穴。
そこには学びがないからです。
成功した結果だけ囚われ、プロセスを振り返らず、あぐらをかいた途端にたちまちスタート地点以下に転げ落ちてしまうからです。
お客様が何度も足を運んで頂く秘訣
私は美容サロンの経営を始めて20年以上の間、しっかりとした看板も出さず広告も殆どしてないに等しい状況でした。
有難い事に口コミやご紹介で成り立っていたのです。
私の集客のコツは、とにかく自分が楽しいと思う事、「こんなイベントやサロンがあったら行ってみたい」を基準にイベントを企画していきました。
自分が行きたい企画なので考えることがとっても楽しいんです♪
内容やイベントネーミングを考えるのもワクワクです^^
一見、自分勝手な様に思えますが、人が作るコミニュティって結局同じ様な感覚や波動を持っている人が集まるので、その身勝手がうまくいく秘訣なのです。
正確に言えば、行ってみたいという人を明確にして発信するだけ。
これは、今や当たり前となったSNSやブログでも同じことですよね。
もちろん、世間一般に言われる「マーケティング」はとっても大事です!でもそれ以前に楽しい空間作りこそ、もっと大切だと私は思うのです。
特に大切なことは集まってくださった方の、「もっとこうしてもらったら嬉しい」の言葉に真摯に耳を傾けていく。
その生の声が「生きたマーケティング」になっているように思います。
お客様の声に耳を傾けること、それは起業した当初から今でも続けている事です。
あなたが伝えるべき事は何?
ここで絶対に勘違いしていけない事、それは・・・
「自分が行きたい、楽しいと思えるサロンを作ること」と
「自分が楽しむためのサロンを作る」とは全く意味が違うという事です。
ポイントは「自分が行ってみたい」=「お客様も行ってみたい」が共通しているということ。
あくまでもお客様が主体です。
「お客様に楽しんでいただく」と言う事を全力で取り組んで、それを自分が楽しむという事なのです。
嫌な事にお誘いするのは気が引けますが、自信持って楽しいと感じる事へのお誘いなので、誇りを持って「来て♪来てー♪来なきゃ損だよ!」という気持ちで情報を伝える。
それこそが嫌味なく自然に誘えるということになるんです。
誘わなきゃ悪いという思いで誘える強さが大切なのだと思います。
社内で企画の発表をした時にスタッフから「私が行きたい」という声が上がると「やった!」と思います(^^)
それを楽しいと思った方は又別の人を「楽しいよ~」と誘ってくれる。
楽しいという連鎖が広まり、やがて口コミに変わっていきます。
あなたは、自分主体で物事を伝えていませんか?
大切なのはあなたが本当に良いもの、楽しいものをお客様に提供したい!という純粋な気持ちと、お客様が行ってみたいなと思ってくれるような言葉に変え、想いを素直に伝えているか?なんですね。
セールスが嫌だな。
売り込みが嫌だな。
こんな風に思う方は、1度原点に戻ってみると答えが見つかるかもしれませんよ♪
最後までお読みいただきありがとうございます。
ローズ美容専門家 今井通子でした。